「虹」に虫へんがついているのは、なぜ?虫は龍を意味するから

「僕らは奇跡でできている」に出てきた、素朴な疑問。

「虹」は何故、虫偏なんだろう?

言われてみれば、そうですよね。

虫偏の漢字って、蚊、虻、蛇、蜘蛛…

思い付くのは、生き物ばかり。蛇も虫じゃないけど、虹よりは虫に近い気がします。

「虹」の漢字の疑問の答え、調べて見ました。

「虹」が虫偏である理由

「虫」という字は、元は「へび」のような形をからきた「マムシ」意味する文字だったそうです。

長い生き物や、足の無い生き物に「虫」が使われていたそうです。

長い生き物は「蛇」など。

足の無い生き物には「蛞蝓(なめくじ)」などがあります。

 

そして、昔の中国では、虹は龍が作り出すものと考えられていました。

龍(虫)が空を貫く(工)と書いて、「虹」というわけです。

 

「工」は貫くという意味らしいですが、作るという意味も持ってます。

空にかかる虹は、貫くというよりは、弧を描き作るといったほうが、

個人的には、日本語としてしっくりくると思います。

 

ちなみに、虫を意味する文字は「蟲 」が昔は使われていたそうです。

 

龍に「虫」がつかないのは?

じゃあ、龍だって虫偏がついてもいいのでは?

そう思って理由を調べましたが、はっきりしたことは分かりませんでした。

「龍」自体が龍の姿から作られた象形文字だったので、虫偏という組み合わせパーツは使われなかったということでしょうかね。

象形文字ができてから、「へん」や「つくり」の漢字ができたのでしょうし。

 

で、調べたら中国では「虹」という名の龍がいるそうです。

二本かかった虹を「虹霓(こうげい)」といいます。

「虹蜺」とも書きます。

中国では、二本の虹は二匹の龍が作ったと考え、雄の龍が「虹」、雌の龍が「霓(蜺)」なんだそうです。

 

さいごに

漢字の成り立ちは、調べだすと面白いですね。

中国から伝来して、読めなかった字に日本で勝手な解釈をつけて、そのまま普及しちゃっているものがあったり。

鮪(マグロ)=中国ではチョウザメ

鮭(サケ)=中国ではフグ

 

「街場のマンガ論」に確か、

日本語は、平仮名・片仮名(音を表す文字)と漢字(象形文字、つまり絵)が混ざっているため、漫画(文字と絵を同時に読む作業)が発展したのでは?

ってあったと思います。

科学的実証はされてませんけど。

でも、あってる気がしますよね。

アメリカでは、コミックよりアニメの方が人気らしいですが、

声(耳)と絵(目)に、作業を割り振れるから見やすいってのがあると思いますし。

文字(目)と絵(目)を同時に読み取るのを、日本人だから慣れてるっていうのが本当なら、日本人で良かったと思います。マンガ好きなんで。