映画「地雷を踏んだらサヨウナラ」あらすじと原作!実話ではないが…【感想・ネタバレ】

戦場カメラマン、一ノ瀬泰造を描いた映画「地雷を踏んだらサヨウナラ」

日本では珍しい、カンボジアの内戦の話です。

 

原作が本人の日記や手紙をまとめたものなので、

ドキュメンタリー形式かと思ったら、

意外にストーリー形式で見やすかったです。

 

主演は、浅野忠信さん。

モデルになった戦場カメラマンの一ノ瀬泰造さんは、

カンボジアで亡くなっており、現地にお墓があるそうです。

(トップ画像:https://filmarks.com/movies/18085/spoiler)

 

 

映画「地雷を踏んだらサヨウナラ」あらすじと感想

【あらすじ】

1972年、内戦の激化するカンボジア。

銃撃の飛び交う中、ニコンを携えてシャッターを押しつづける男。

男は25歳のフリー・ジャーナリスト・一ノ瀬泰造。

キャパや沢田教一に憧れて戦場カメラマンを志し、激動のインドシナ半島を駆け巡るうち、やがて解放軍の“聖域”〈アンコール ワット〉を撮影することにとり憑かれてしまう。

 

“うまく撮れたら、東京まで持って帰ります。

もし、地雷を踏んだらサヨウナラ”

と書き残した男は、死の直前、果たして何を目にしたのか……。

(引用:http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=160196

 

【ジャンル/公開日】

戦争・ヒューマンドラマ/1999年12月4日

 

【製作国】日本

【上映時間】111分

【監督】五十嵐匠

 

【キャスト】

一ノ瀬泰造:浅野忠信

ティム・ヒル:ロバート・スレイター

松山:矢島健一

チャンナ:ピンヨウ・ジェーンソンブーン

ソッタ:オーパ・ジェーンソンブーン

 

 

とても、印象に残る映画でした。

カンボジア内戦について、詳しくは分からなくても問題はないです。

 

第二次世界大戦後の

ベトナム・タイ・ラオス・ミャンマー・カンボジア

この辺の歴史は、とても複雑でややこしく、真相不明な部分もあります。

調べたこともありますが、正直よく分かりませんでした。

 

第二次世界大戦終了後、植民地から独立国家として安定した政権ができるまで内戦が起きたこと。

主にベトナム戦争からの飛び火で起きたような内線だったこと。

その際、地雷がいたるところに設置され、一般市民が犠牲になっていることだけは、知っておいたほうがいいでしょう。

 

劇中でアンコールワットを支配している武装組織・クメール・ルージュは、後のポル・ポト政権につながる組織です。

ポル・ポト政権は、後にカンボジアで虐殺を行った独裁政権でした。

 

映画自体は、

一ノ瀬泰造という人物が主役の人間ドラマ

として描かれているので、とても観やすい作品です。

 

悲惨なシーン、残虐なシーンもあるので

戦争映画が苦手な方にはおすすめできませんが。

 

ただ暗く悲惨なだけの戦争映画ではなく、

他国の戦争を撮りに行く戦場カメラマンの葛藤があり、

一ノ瀬泰造という人間を通してみる、

内戦を生きる人々が描かれています。

 

ただのノンフィクションなら、

ドキュメンタリー形式だったり、

実際に言ったかやったかわからない部分は、描かれず、なかったコトになります。

 

ですが、事実を基にしたノンフィクション作品ですので、

一人の人間の物語として、

フィクションの部分が逆にリアルさを出し、入り込みやすくなっています。

 

一ノ瀬泰造はこういう考えで、

こういう行動をし、

こういうセリフを言うだろうな、

と作られた部分が、見る側にリアルであると感じさせているのだと思います。

また、浅野忠信さんが上手すぎるのも、作品の良さに影響していますね。

 

 

戦場カメラマン・一ノ瀬泰造とは?

モデルになった戦場カメラマン、一ノ瀬泰造さんについて。

1947年生まれ、1973年11月29日、死去。

26歳という短すぎる生涯でした。

出身は佐賀県武雄市。

高校時代は野球部で、甲子園に出場。

日本大学芸術学部写真学科卒業。

UPI通信社東京支社に勤務するも、半年でフリーランスの戦場カメラマンに。

 

1972年3月(24歳)、ベトナム戦争が飛び火し、戦いが激化するカンボジアに入国

ベトナム戦争、カンボジア内戦を取材。

「アサヒグラフ」や「ワシントン・ポスト」などのマスコミで活動。

写真「安全へのダイブ」でUPIニュース写真月間最優秀賞を受賞。

その写真がこちら↓

 

カンボジア入国後は、武装組織クメール・ルージュ支配下のアンコールワット遺跡へ単独での一番乗りを目指していました。

 

1973年11月、

「旨く撮れたら、東京まで持って行きます。

もし、うまく地雷を踏んだら“サヨウナラ”!」

と友人宛に手紙を残し、単身アンコールワットへ潜入。

その後、消息不明となります。

 

1973年11月22日か23日に、クメール・ルージュに捉えられ、処刑されていたことが遺体発見後に判明。

 

9年後の1982年、カンボジアで遺体発見。

一ノ瀬泰造が住んでいたシェムリアップから、14km離れたアンコールワット北東部プラダック村にて。

現地に両親が確認しに行きました。

シェムリアップには、村の人達が立てたお墓が残っているそうです。

 

 

「地雷を踏んだらサヨウナラ」原作は?

「地雷を踏んだらサヨウナラ」は、同名タイトルの本があります。

こちらが映画の原作ではありますが、

内容は、一ノ瀬泰造の残した手紙や日記をまとめたものです。

 

母親との手紙のやり取りや、

通信者との手紙のやり取り。

小説ではないので、やや読みにくいですが

戦場カメラマンという職業がどういうものか感じられる1冊です。

 

カンボジアがどういう国なのか、渡航前に読めば現地の見方も変わることでしょう。

世界遺産のアンコールワットが、

かつて戦場だったというのは、

観光地となった今では想像し難いですね。

行けば爪痕を見つけられるのでしょうけど、行ったことないので。

行って見たいですね。映画を観た後だと、なおさらそんな気持ちになります。

 

 

映画「地雷を踏んだらサヨウナラ」ネット配信は?

あんまりメジャーな映画なので、

レンタルDVDを探すのは難しいかもしれません。

 

ネット配信はU-NEXTの見放題にありました。

(2018年9月12日時点で)

無料お試し期間もありますし、

U-NEXTは古い映画や、マイナーな映画も充実していますので、映画好きにはおすすめです。

 

まとめ

  • 映画「地雷を踏んだらサヨウナラ」はカンボジア内戦・アンコールワットを舞台にした1970年代戦争映画。
  • 実在した戦場カメラマン・一ノ瀬泰造の半生を基にした、フィクション。
  • ドキュメンタリーではなく、物語であり、ドラマである。
  • 主演は浅野忠信さん。
  • 原作は同名タイトルで、手紙や日記をまとめたもの。
  • ネット動画配信はU-NEXTの見放題にある。(2018年9月12日時点)

戦争映画は、いつか本当に戦争がなくなれば、

撮る人もいなくなってしまうかもしれません。

本当にそんな日が来れば、それはいいのかもしれませんが。

映画好きとしては、今後も残していってほしい作品だなぁと思います。

戦争を体験してないからこそ、残さなくてはと思うのかもしれません。

 

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