ドラマ「昭和元禄落語心中第4話 ネタバレ感想とあらすじ!

助六へのコンプレックスから抜け出せずにいた菊比呂。

「自分の居場所は自分でつくる」

というみよ吉の言葉に、生まれ変わったように落語を披露。

ひとつ苦しみから抜け出せました。

しかし運命は菊比呂を、そして助六やみよ吉を過酷な方へと連れていくようですね

以下、ネタバレと感想がありますのでご注意くださいね。

「昭和元禄落語心中」第3話 のあらすじ

昭和29年。菊比呂と助六は若手落語家として並んで活躍。

二人には「真打」昇進の話が持ち上がっていました。

しかし、人気も腕もある助六ですが、普段の奔放ぶりから師匠方からは昇進をしぶられてもいました。

 

そんな頃、菊比呂は偶然、先輩落語家の木村家彦兵衛の落語を見ます。

彦兵衛は昨年、酔って高座に上がり客と喧嘩をしたことから協会を除名になっていました。

小さな飲み屋で繰り広げられた彦兵衛の『死神』に魅入られた菊比呂。

「廓話の菊比呂」を脱却したいと思ってた彼は彦兵衛に頼み込、『死神』の指導を受けます。

 

そして、大きな寄席のトリで落語を演じる機会を得ることが決まります。

大きなチャンスが巡って来ました。

一方で、師匠からは「真打になるならばみよ吉とは別れろ」と言われます。

 

そのみよ吉からは、客の男性から身請けの話をもらったと聞きます。

彼女がそれを受ければ、本妻ではなく妾としてかこわれることになってしまいます。

愛する人に止めて欲しいという思いを抱えて話をするみよ吉ですが、菊比呂は冷たく接します。

 

祭りの日。

みよ吉は偶然鉢合わせた助六の

「酒を奢ってくれ。代わりに愚痴を聞く」

という言葉に誘われ、川辺で話をします。

菊比呂への思いを静かに語るみよ吉を、思わず抱きしめる助六。

それを目撃した菊比呂でしたが、

「(自分が)怒る理由はない」と言い放ちます。

愛しているけれど、落語をとると決めた菊比呂は、彼女を追いかけられませんでした。

彼女への辛い胸のうちを明かしながらも、落語についての思いを語る菊比呂。

 

歴史と伝統を重んじる菊比呂に対し、

「人の娯楽でありつづけるために変えていかなくては」

真反対の考え方をする助六。

意見は衝突するも、それぞれの道で

「落語が生き延びる道をつくる」

ことを約束します。

 

一層稽古にのめり込み、とうとう大舞台の本番。

菊比呂は誰もが魅入るほど、見事な『死神』を披露しました。

 

翌年、昭和30年。

助六と菊比呂は同時に「真打」に昇進しました。

昇進披露の舞台で、毎日違う噺をしていた助六は、最終日に禁忌を犯します。

協会の会長の十八番で、直々に稽古をつけてもらわない限り手をつけられない『居残り佐平次』という噺を、勝手に演じてしまったのです。

それが会長の、そして師匠の怒りをかうこととなり

「八雲は菊比呂に継がせるつもりだ」

と破門されてしまったのでした。

 

菊比呂に別れを告げられたみよ吉と破門になった助六は、お互いの孤独を埋め合うように身を寄せ合います……

 

「昭和元禄落語心中」第3話の感想

壮年の役から始まったということもあり、1話はどこか頼りなく思えた岡田将生さんでしたが、今週は圧巻でしたね。

どんどんと深い落語の世界にはまっていく菊比呂の様子、

後半の大舞台での『死神』を演じた鬼気迫る姿は、思わず瞬きを忘れるほど見入ってしまいました!

真面目で、やさしく、不器用だからこそみよ吉に冷たくしてしまうところはもどがしいばかりです。

 

大政絢さんも、回を重ねるごとに妖艶さが増しているような気がします。

別れを告げられた時の

「次会う時は地獄だね」

と言い放つ場面は、いつの時代も変わらない、おそろしいまでの女のかなしさと執念が突き刺さるようでした。

 

最後、なぜか夜道で会う助六とみよ吉。

待ち合わせでもしていたのかと思うほどのタイミングの良さで少し笑ってしまいましたが……

落語を愛する男に捨てられた女と、落語を愛するあまり行き場をなくした男。

身を寄せ合うようになるのは自然な流れだったのでしょう。

次回予告で「子供ができた」という助六。

その子が、のちの小夏ということでしょうか。

 

さいごに

兄弟のように、それ以上に強い絆で結ばれている助六と菊比呂ですが、無情なまでに道は別れていきます。

ただ落語を愛し、落語を思っているだけなのに、何故こうも離れていってしまうのか

そして話が進み、彼らの関係を知るほど、大切な助六とみよ吉をなくすことになる菊比呂のつらさは……

1話が思い起こされては胸が苦しくなります。

誰かを、何かを思うばかりにあがき、もがく彼らの人生。最後まで見届けたいと強く思います。

もうすでに来週が待ち遠しいです。